人気のTAFEについて徹底解説
学校情報
1.TAFEとは?


        TAFEとは
        TAFE資格を保持している機関は多数あり、TAFEが母体であっても、名前は「カレッジ」や「インスティテュート」としてTAFEの名前を含めない学校もあります。またチャールズダーウィン大学、RMIT大学のような幾つかの大学は、TAFEコースを提供している大学も存在します。
        TAFEでは実技実習室や最先端の設備が整った教室など、教育に最適な環境を用意しているので、より実践的なスキルを培うことが可能です。卒業後も現場の即戦力として活躍できる様な教育を行っているので、ほとんどの学生が「キャリアアップを目指したい!」「専門的なスキルを身に着けたい!」と志して就学に励んでいます。
        メルボルンのあるビクトリア州では12の学校がTAFEとして登録されています。
    
- Bendigo Kangan Institute
 - Box Hill Institute
 - Chisholm Institute
 - Gippsland Institute of TAFE
 - Gordon Institute of Technical and Further Education (The Gordon)
 - Goulburn Ovens Institute of Technical and Further Education (GOTAFE)
 - Holmesglen Institute
 - Melbourne Polytechnic
 - South West Institute of Technical and Further Education (South West TAFE)
 - Sunraysia Institute of Technical and Further Education (SuniTAFE)
 - William Angliss Institute of Technical and Further Education (William Angliss Institute)
 - Wodonga Institute of Technical and Further Education (Wodonga TAFE)
 
2.TAFEで学習できる分野


TAFEで開講している分野は多岐に渡り、それぞれの学校によっても開講されているコースは異なります。
- ホスピタリティー
 - ビジネス
 - 調理
 - 幼児教育
 - 会計
 - デザイン
 - 建築
 - 介護福祉
 - 看護
 - IT
 - ビューティー
 - ファッション
 - ミュージック
 - バイオセキュリティー
 - スポーツ
 - 自動車整備士 など
 
3.取得できる資格やレベル
オーストラリアでは、Certificate (サーティフィケイト)や Diploma (ディプロマ)などの日本にはない資格・学位があります。これらの資格・学位はAQF(Australian Qualifications Framework) によって定められています。
| 資格・学位 | 期間 | 詳細 | 
|---|---|---|
| Certificate 1 | 4~6ヶ月 | 初歩的な業務知識、技術の取得 | 
| Certificate 2 | 4~6ヶ月 | Certificate Iより更に専門的な業務知識、技術の習得 | 
| Certificate 3 | 約1年 | 高いレベルでの自己管理能力、専門知識、技術の取得 | 
| Certificate 4 | 1~1.5年 | 幅広い専門性、一定の責任に基づく業務・経営管理能力の習得 | 
| Diploma | 1.5~2年 | 理論と技術に基づく高い専門性、業務遂行能力の習得 | 
| Advanced Diploma | 2~3年 | 高度な専門業務知識、技術、業務遂行能力の習得 | 
| Associate Degree | 2年 | 短期大学士号、日本の大学1-2年次相当 | 
| Bachelor | 3年 | 学士号課程 | 
4.メリット・デメリット


メリット
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POINT1
実践的な学習で圧倒的なスキルアップ
最新の設備整えた実習室やトレーニング施設が設備されているので、実践応用力を身につけるトレーニングを可能としています。経験のある、業界を熟知した講師が指導を行っているので、現代的な知識やスキルを身に着けることが出来ます。その為、業界からの信頼も厚く、就職に繋がるケースも多くなってきています。
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POINT2
大学進学の際に編入できる可能性アリ
大学付属の専門課程(Diplomaコース)に1年間就学をし、修了後に大学2年次に編入する事が可能となります。通常の学士コースは3年で、編入する場合は2年などに短縮されます。Diplomaコースで修めた単位をどのくらい大学が単位免除できるかは大学やコースによって異なりますが、編入できるケースが多くなってきています。
いきなり海外の大学に入学することに自信のない方やIELTS(英語)のレベルが、入学基準に満たない方などにお勧めです。またこの場合には専門課程修了後に、Diplomaの専門資格も取得でき、かつ最終的に大学の学士号の修了書も取得できますので、2つの分野の資格を取得できる事になります。
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POINT3
他の大学と比べて授業料を抑えられる
通常、大学の学士コースは年間約290万円x3年間=約890万円ですが、TAFEのディプロマコースは年間約130万円と半額程度の授業料を設定しているところがあります。その為、約130万円x1年目+約290万円x2年間=約710万円となり授業料の節約にもなります。
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POINT4
地元の生徒からも人気で留学生が少ない
現地のオーストラリア人もたくさん通っており、中には留学生はたったの10%しか在籍していない学校も存在します。英語だけの環境に身を置きたい、オーストラリア人の友達に囲まれたい学生には最適の環境です。
 
デメリット
        編入制度を利用する場合注意しなければいけないのが、TAFEと大学の契約が見直される場合があるということです。大学進学を目指してディプロマコース受講していたが、編入する前に契約が変更になり、2年次へ編入できなくなってしまったケースもあります。
        もしかしたら契約条項が変更になるかもしれないということを念頭に入れておいて下さい。
    
5.入学条件
TAFEへの入学基準は「英語力」と「最終学歴の成績」が必要になります。最終学歴といっても高校卒業が目安となります。コースよっては、英語レベルの条件が異なるので、注意が必要です。
| コース | IELTS アカデミック  | 
                TOEFL | PTE (アカデミック試験)  | 
                ケンブリッジCAE | OET (医療英語)  | 
            
|---|---|---|---|---|---|
| Certificate ~ Advanced Diploma | 5.5 | 総合スコア49 | 総合スコア42 | 162-168 | – | 
| Associate Degrees | 5.5 | 総合スコア64 (各バンド指定あり)  | 
                総合スコア50 | 169-175 | – | 
| Diploma Of Nursing | 7.0 | 総合スコア94 (各バンド指定あり)  | 
                総合スコア65 コミュニケーションは65以上  | 
                – | 各セクションでB評価 | 
学校によって細かい決まりは異なりますので、まずはお問い合わせください。
6.進学方法


①直接入学
英語力や学歴条件を満たしていれば直接入学が可能です。
②語学学校で英語を勉強→IELTS5.5取得
英語力が入学条件に満たない場合はまずは語学学校に通いIELTS試験を受けて証明する必要があります。
③TAFEと提携する語学学校のコースの修了
TAFEと提携している語学学校で進学英語コース(EAP)コースの修了によって、IELTSの証明なしで、TAFEの本科コースへの入学が認められます。
7.TAFE進学の際の必要書類
以下の書類は、Original(原本)またはCertified copy(謄本)を提出しなければなりません。修了証明書や成績証明書等は最終学歴の各学校で作成してもらえます。
- アプリケーションフォーム
 - 高校の卒業証明書 ※英文の卒業証明書が必要です。
 - 最終学歴の成績証明書 ※英文の成績証明書が必要です。
 - IELTS等の英語力の証明 ※IELTSはアカデミックでのスコアのみが 受付対象です。
 
8.まとめ
        TAFEは誰でも知っている名の知れた教育機関です。実践的なスキルを養えるため、「将来この仕事に就きたい!」「英語以外になにか専門的なスキルを身に着けたい!」とお考えの方には最適の環境だと言えるでしょう。日本人も少ないので英語にどっぷり漬かりながら充実したキャンパスライフを送れると思います。
        TAFEのもっと詳しい内容やご相談がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせ下さい。
    
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